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e-scaleでは、音楽制作や演奏活動を行っております。また、その音楽を通じて様々な人の繋がりを広げて行きたいと思っています。

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e-scaleからの告知や、そのほか関わる活動の模様を紹介します。

月別一覧

2021.08.31

久々のライブイベント

このコロナ禍で、なかなかライブイベントから遠ざかっておりましたが
先日、久々に知人のライブイベントに足を運んでまいりました。

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画像お借りしております。
https://www.facebook.com/photo/?fbid=3917382515055687&set=pcb.3917390045054934 より。

ドラマー「hide」さんの企画しているソロプロジェクトPSYCHO-TRIBEの初ワンマンライブです。
会場は京都のライブハウス拾得でした。
検温に消毒、間仕切りと感染症対策も入り口から万全の中行われておりました。

このイベントの面白いところが、演奏しているところでリアルタイムに造形もおこなわれるという
趣向もライブとなっております。

音楽も大変興味ある内容で、僕が最近気になっている民族音楽のテイストも
十分に含まれており、全体を通して言葉では語っていませんが、それを音楽と造形で演出されています。

構成はドラム演奏に打ち込みといった内容ですが
この造形と絡めることで、臨場感・世界観がすごく独特で興味深い演出となっておりました。
照明の具合も良かったです。

生ドラムでのライブだったのですが、ちょうどよい迫力で打ち込みとの音量バランスもよく
博物館でライブを見ているような少し高貴な雰囲気も楽しめました。

小さなお子さんも結構数いたのですが、間に休憩は少しあったものの、2時間の長丁場の演奏中ずっと集中力を切らさずに
ステージに釘付けだったのが印象的でした。

造形があることで、ステージ配置のバランスもよく、ステージングについて参考にできる要素もあり、
色々と僕自身も参考にさせていただけるようなためになるライブでした。

この雰囲気は実際見てもらわないと伝わらないと思いますので、
ぜひ興味ある方はPSYCHO-TRIBEをご確認いただければと思います。

最初は立方体だった発泡スチロールが、途中様々な形式を経てこのような作品となっております。
途中の変化があってのこの形という、ストーリーのある造形を楽しめます。
IMG_1239
「hide」さん、画像お借りしました。m(_ _)m
facebook(https://www.facebook.com/photo/?fbid=4039074069553197&set=pcb.4039076392886298)より

2021.08.29

笛の電子化といえば・・

さて、近代の楽器で一つ大きなムーブメントであった「息を電子楽器に反映できる」ということが
あったのですが、僕も今更ながらそこを体験してみることにしました。

ウインドシンセといえば、僕の中ではやはりAKAIのEWIシリーズになるのかなと。
現在大手他社を含め、幾種類かの機種が改善を続け、そこそこの価格で販売となっておりますが
やはりAKAIかなと思ってEWI4000Sを手に入れました。

EWI5000とかなり悩んだのですが、「5000」はプリセットの音源がPCM音源であるのに対し
「4000」は昔ながらのシンセアナログ音源となっております。

音の種類の幅は「5000」の方が多いのですが、PCM音源は録音された生楽器なので
どうしても生楽器にはかなわないのです。そう思うと練習機に思えてきてしまって結局「4000」を選択しました。

クラリネットをやり始めた頃、音を出すのに大変苦労しましたので
今回も同様に大変なのではと少しドキドキでしたが、まぁ電子楽器なので音は息を入れればすぐに鳴ってくれました。

ただ、生の管楽器と違うのは息の抜け穴がものすごく小さく、強く吹こうとすればするほど苦しくなります。(汗
どうやら「息抜き」という方法でそれを回避するようですね。
息を吹き通すのではなく、息で本体に圧力をかけて音の強弱を出す感じなのでしょうか。
余計な息は、あらかじめ自分の口元で逃がしてやる必要があるみたいです。

あと指の判定が、タッチセンサーになっているのですがこれが秀逸ですね。
オクターブ切り替えのローラーも使いやすくて心地よいです。
他社の製品はボタンやキーを「押す」という行為になるのですが、タッチセンサーの方が
反応のラグがなく、笛の穴を押さえる感覚に近いような気がして僕はこちらの方が好きですね。

そこそこ指使いをならして自分で適当にフレーズが吹けるようになれば、「遊べる楽器」にはなっていくのですが、
息で音を出すということにまだまだ慣れていないのでじっくり取り組む必要はあるなぁ。

さて本日の動画はEWIといえば必ずと行っても良いほど出てくる名曲のライブです。
T-SQUAREでのこの曲は、前メンバーの本田さんの頃によく聴いたので、僕はやっぱり本田さんのほうがしっくりきますね。

2021.08.25

キーボードならぬ「シーボード」

さてここ最近は素材のもの自体が鳴ってくれるアナログな楽器についてみておりましたが
デジタルなものもの何かないかとみておりましたところ
ここ4,5年ほど前から話題になっている一つの楽器を見つけました。

ROLI社が発売しているSeaboardというものです。

見た目は鍵盤楽器のようなものなのですが、全てゴムマットのようなラバーで覆われていて
音の境目を指でスライドできるといったものです。

音によっては、音階の境目がなくなめらかにフレーズがつながるといったものです。

しかも鍵盤を押さえた指を上下にスライドすることにより音色の効果を加えることができるといった
いわゆる従来の鍵盤が3Dなら、シーボードは5D表現ができるという謳い文句らしいです。

早速手に入れてみました。Seaboard RISE49
鍵盤のさわり心地はまぁ見た目の予想通りのゴムラバーって感じです。
素材はしっかりしているのですぐに傷んだり破れたりは大丈夫でしょうが、気温変化の激しい部屋に直射日光に晒したりしていると
すぐにだめになりそうなので、保管・設置は自室の日影になるところに置いたり、長期間使わない場合はケースにしまっておいたほうが良いでしょうね。

あとは、内部のセンサーが繊細みたいです。
最初に購入したものは、触っていないところがずっと判定されて一つの場所が押健している状態になっているという不具合が
ありましたが、購入した楽器店で1週間ほどで交換してもらえました。
こういったところはやはり中古より正規新品を買って正解だったと思っています。

もう一つ気なるところは、音がなめらかに演奏できるのは同じROLI社製のPC音源ソフトが中心ですので、他社の音源を利用するときは
設定をうまい具合にしてやる必要があったり、対応していない場合は普通の鍵盤と音が変わらなかったりするので注意です。

ただ鍵盤奏者が憧れがち(?)なギターのように指の微妙な触り心地で音に変化を与えられることが可能になるので
ギタープレイのようなフレージング、生楽器のような直線ではなく曲線を描くような音を奏でることができます。
これは僕がずっと理想に思っていた一つだったので満足しております。

演奏していて率直に感じたのは、従来のキーボード鍵盤では必ずあった押し込まれるまでのタイムラグがないことですね。
触ったら音がでますから(笑)
アフタータッチ完備なので、触った時と押し込んだ時で音が変わるのも良いですね。

ただ打鍵と表現されるような鍵盤を打つような感じはないので、演奏している感が薄いかもしれません。
まぁ極端に言えばゴムパッドを押さえているということですから。
ピアノに慣れている方ほど違和感大きいかもしれません。

今回の動画はこのシーボードを手に入れたいと思ったきっかけになったものです。
マルコ・パリス氏最高!7分13秒あたりからのリードソロは必聴です。

2021.08.22

バグパイプの存在感ハンパねぇ

「笛」について色々とみてきましたが、ずっとちらちらと僕の中で引っかかっていたものがありました。

実際手にしたことがないけど、ギターにも匹敵しそうな存在感のある笛(?!)
それが、バグパイプなのです。
これも吹いて息を吹き込んで鳴らす楽器なので「笛」の部類になるのでしょうか。

日本で実物を見る機会はあまりなく、僕も生では見たことないのですが
音の存在感はすごそうなのですよね。
かつては戦いの民を鼓舞するための演奏で使われていたという楽器だけありますよね。

ヨーロッパの方で生まれたヤギの胃袋にパイプを通して作られたという起源の楽器だったですかね。
スカート姿の紳士がこの楽器を抱えて、更新しているイメージがあるのですが
最近はポップ、ロックしてますねぇ。
BGMでもよく耳にしますね。アニメ見てても「フェアリーテイル」や最近では「Dr.STONE」とか。

今あらためて見ると格好良いなぁ。

これは習得してみたいと思ったものの、日本の家で練習は無理ですよねぇ。
その前に日本で手に入れられるのか調べたところ
入門レベルで10万円ぐらいでありそう。
そこそこの覚悟がいるなぁ・・。

今日はそんなバグパイプとロックを融合させたThe SIDHというバンドのライブです。

2021.08.18

リコーダーの魅力

さて、ケルトから始まり「笛」で色々とこちらでも書いておりますが
子供の頃から日本人には馴染み深いリコーダーが実は万能なんだなぁと
改めて実感しています。

ティンホイッスルやケーナなどと比べてサイズはそれほど変わらないのに
半音階まできっちり演奏できるのがすごい。

まぁ、指の押さえ方ら感覚が難しいところはありますが、他の「笛」たちと比べると
だいぶ安定した操作感で、音程や音質も安定している。
そして安価で壊れにくくて、でもこれも習得度によって演奏技術はかなり高いところまである奥深さ。
なんということでしょう(笑

こういったリスペクトの気持ちで小学校、中学校はリコーダーを演奏していたらもっとうまくなれただろうに。
まぁ、今からでも遅くない気持ちでコソコソとやってみております。

そこで、木のソプラノリコーダーを手に入れてみました。
1万円くらいしましたが、ちょっと良いものを手に入れたって感じがします。
音は、小学校の頃使っていたものと比べると微妙に音が丸く、奥深さがある感じでしたが、笛歴の浅い僕にとってはまだまだ
感じ方が鈍いのでしょう。色々と他の演奏をみたり、リコーダーの材質の差について調べてみたりしましたが
演奏技術でも、少し差が出せるものみたいです。

今日の動画は、僕も見て「おぉ!」と思った、そんなリコーダーでケルト音楽をできるよと紹介している動画です。
6分あたりでガッツリ演奏が聴けますのでぜひ一聴くださいな。

2021.08.15

叩いて奏でる!?

楽器も色々とあるようで。
デジタルばかりが新しくなっている印象だったのですが
こんな新しい楽器があったんですね。

ハンドソニックっていうローランドから発売されたデジタル打楽器がありましたが
この自然に音がなる楽器感がとても良いですね。

音程が付いているので、そういった感覚は習得する必要がありそうですが
膝下で抱えて演奏できるところも繊細な表現ができそうで良いと思う。

音のなる構造で近いのがスティールパンやハンドドラムなどがありますが
演奏者のセンスが今風なものに対応できているのが少し楽しみですね。

この音の配置ってどのように決まっているんですかね。
そういえば、指ピアノって言われているカリンバも同じような
音の配置になっていますよね。

パソコンのキーボードの文字配置と同じような感じでしょうか。
ということは、この配列に無理ないフレーズが世界的に自然なフレーズという
扱いかもですね。
それに従うのもあり、あえて背くのもアリということにはなるでしょうが。

今回の動画はそんなハンドパンのセッション動画です。
相方にディジュリドゥですね。でもこれは木でできていない?なんか軽そうだな。

2021.08.14

民族音楽から独自のオリジナル性は見出すことはできないだろうかという件

民族音楽っぽいことをしたら、日本の聞き手のみなさんにとってはポップスというジャンルに今でもくくられるのしょうか。

さて自分の活動のヒントにもしたいので、民族音楽から色々と見ておりますが
民族音楽はその楽器あっての、ジャンルとして存在できる価値度が大きいという感じがしました。
笛のたぐいでは、一番存在感の大きな楽器はバグパイプなのですが、、これは色々とハードルが高いなぁ。

ちなみに民族音楽のフレーズを他の楽器でやってみても、よほどの癖がないと残らないというか
現代音楽は昔の音楽から何かしら昇華されたものにはなるので、今の楽器でそのフレーズを
演奏したところでそれほど珍しくない気も。消化した上で反映しても普通に収まってしまうので
やはり今の音楽は、すでに先人のみなさんがやってきた結果でしょうかね。

こうしてみていると、日本のヒットチャートに並ぶ音楽もあらゆるジャンルをミックスされたものが多かったような。
B’zの松本氏のギタープレイはあらゆるジャンルがミックスされていて海外ではすごく珍しくリスペクト的な
ことを言われていることが雑誌に載っていたって聴いたりもしたぐらいですからね。

まぁ、そんな背景は感じつつも、自分のやりたいことをやりたいようにできる音楽を、色々と楽器を含めて模索しておりますが、せっかく最近やっている笛をリードではなく、バッキングをできないかと考えていて
ボーカルと別で、笛専用のプレイヤーが良い感じにメンバーにいるバンドはないものか!?探しておりましたが
ちょうど良い僕好みのバンドを見つけました。

ケルト風の音楽を交えつつ、からちょうど心地の良い感じのポップス感です。
もっとテレビに出ててもおかしくなさそうなんだけどなぁ。

今回の動画はそんなSeanNorthさんの数多くある楽曲の中でも僕の特にお気に入りの1曲です。
リズムから楽曲の構成、雰囲気が物語を構成しているような感じで。
舞台のタイアップ曲なんですかね。
原作があの宇宙戦艦ヤマトの松本零士氏です。もうとっくに公演は終わっておりますが、こちらも気になりますね。

2021.08.13

さらに叩く!!

手軽でもかつ、フレームドラムよりもう少し派手めなものはないか色々と
探しておりましたが、これはいかがでしょうか。

かつて少しだけ名前は聞いたことある程度だったのですが、
パンデイロというブラジルで多く利用されている楽器です。

よく似たもので、日本ではタンバリンが広く知られていますが
起源の地域がことなることもあり、根本のノリや演奏方法違うようです。

あと、タンバリンは縁についているベルが外向きについているため
音がシャラシャラとなって、派手な印象ですが、パンデイロは逆向きについていて
いわゆるドラムであるクローズハイハットのような鳴り方になります。

僕がタンバリンではなくパンデイロが良いと思えたのは、ここでした。

このおかげでタンバリンのようなシャラシャラ隣っぱなしの音ではなく
自然にシャキッと締まった音になって、このキレが僕好みですよね。

これ一つ持っていればいつでもリズムセッションができるってなんてクールで素敵なんでしょう。
と、憧れだけはすぐに頂いてしまえるのですが。
これも奥深いようで、まず左手でパンデイロを持ち続けるというところから
結構な鍛錬です(汗
作りがしっかりしているので5分、、10分と持ち続けると手首が限界に。
しかも細かいノリを演奏するので、体にしっかり染み付くまでは余計な力がかかって
手首がぁぁぁ!!ってなります。

これまた根気強くやるしかない楽器ではあるので格好良い演奏をみてテンション上げて
やり続けられる楽器になったら良いなぁ。。

さて、今回の動画はそんなパンデイロの世界的名プレイヤーらしいです。
ウェリントン モレイラ ピンパ氏
2018年に日本に来日されていたみたいで、その時の様子が複数youtubeで上がっていました。
その中の一つの動画です。

2021.08.11

叩く!!

今更ながら音を奏でるとはと考えてみて
最も原始的な楽器はやはり打楽器なのかと。

打楽器といえばドラムや太鼓、タンバリンなど、まぁ派手なものは目にする機会も多いのですが、
シンプルな感じで、個人的に少し本格的にやれるものはないかなと考えておりましたところ
フレームドラムと言われるものがありました。

タンバリンの鈴をとったようなものです。
非常にシンプルでナチュラルな感じ。

ものを使わなくても、手や指で叩くというシンプルさも魅力。
このとても原始的なしくみのものですがこれだけでも
リズムを体感させることができる・また合奏できるといった、
人々を魅了する力があるのがすごい。

僕も早速11インチのサイズのものを手に入れました。
1800円ぐらいだったかな。

当然のことながら生の打楽器なので、叩く場所や強さ体感のノリなどが
そのまま表現できる。音をすぐに鳴らせるという容易さの反面、技術力がそのまま上手さとして
伝わる深さを感じます。

世間で使っている場面をあまり見ないなぁと思っておりましたが、意外にも大手打楽器メーカーの
pearlやMEINLなどのカタログに堂々とレギュラーラインナップでサイズも種類も様々で勢揃いなのですよね。

このフレームドラムについては、日本では大久保宙さんという方が有名らしく
教則本もこの方のものが定番となっているようでしたので早速購入。
少し読み進めてみたものの、左手の薬指での打法がきれいな感じのクリーンヒット音が出せず、挫折気味です(笑

今後も気が向いたときにでも触る程度ですが、打楽器経験としてなにかのきっかけになればと思います。

今日の動画は、そんなフレームドラムがとても映えると感じたミュージックビデオです。
こういった雰囲気の楽曲も良いなぁ。

2021.08.08

笛つながりで

アンデス音楽といえばパンフルートやケーナなどがありますが、
ケーナがとても安価で手に入るので手に入れてみました。

某楽器店で2000円ほどで売っていました。

竹を切り抜いただけの質素な感じではありましたが、これは難易度が高い。。
音を出すのが難しい系の楽器です。

ティンホイッスルやリコーダーは音が鳴る機構の部分が作り込まれているため
息が入ればすぐに音がなるのですが、このケーナについて一段階前の世代の楽器という感じで
その機構がありません。
よって、息を入れるときの角度と吹き込みの方の型取られた息入れ口にちょうど良い感じで
息を当てなければならず、これが難しい。

安物だから難しいのかと思い、1万円ほどするもう少ししっかりした作り物を手に入れて
試してみましたが、音を出す難易度はそれほど変わらず。

おそらく尺八も音を鳴らす原理が似ているので同じような難しさがあるのだろうと思いました。

何かのインタビューで和楽器バンドのメンバーが言ってましたが
尺八で音を鳴らすように、コップの縁でも音を出せると言ってましたが何となく意味はわかりました。

音を鳴らすのにコツがいる分、繊細な息遣いや微調整ができリコーダーよりも音に深みがあるのと
一度鳴らすコツをつかめば自転車を乗るように吹ける快感はあるのだろうかなと思います。

今日は民族楽器のカラーで笛が目立ってカッコ良いと思ったバンドです。
OMNIAというバンドです。日本のメディアではあまり見かけないですが、再生回数から察するにもかなり有名みたいです。